ラーメンライスは控えなさい
妊娠が分かり、私たち二人が初めて助産師さんの教えを頂いたときに今でも耳に残るキーワードがあります。それは『ラーメンライス』。
『ラーメンライスは特にいけない!』と助産師さんがくりくりとした目をさらに剥いて力説していた。時間もお昼近くだったこともあり、帰り道でラーメン屋を発見し主人だけラーメンライスを食べて帰った。とっても『ずるい!』と感じたもんだ。主人はと言えば助産師さんの力の入った『ラーメンライス!』という言葉に心砕かれ我慢が出来なかったのだという。
なぜラーメンライスというキーワードが出たかと言えば、妊娠糖尿病にならない食生活を心がけるようにという説明で、お勧めできないメニューの筆頭として炭水化物メインのメニューがラーメンライスだったからだったんですね。妊娠時の血糖値と糖尿病について調べました。
妊娠糖尿病は妊娠して初めて診断される場合を指し、それ以前に糖尿病と診断されている場合は含めません。妊娠糖尿病、糖尿病に関わらず、健康な赤ちゃんを出産するためには血糖値の厳密なコントロールが必要です。高血糖な状態が続くと、お母さんは高血圧や羊水量の異常な状態になりやすく、赤ちゃんは巨大化したり、危険な状態になります。
妊娠中のお母さんは血糖値が高くなりやすいといいます。医学的には胎盤から分泌されるホルモンがブドウ糖分解を仕事とするインスリンの働きを阻害するためですが、これは飢餓に備えた人間が長い進化の過程で獲得した能力であり、少ない食べ物でも血糖値を高め、赤ちゃんへ栄養を与えるよう進化したという人もいます。
糖尿病検査について
最近は、家庭でも正確な血糖値測定ができるようになったので、ニプロやテルモの測定機械を購入して血糖値管理をしている方もいるようです。センサー部分は薬事法によって薬局でしか買えないので注意ですが病院へ行くよりずっと安いですね。
しかし、血糖値は測るときの体の状態によってばらつきがあり、適正な値が出たからと言って楽観できないことがあるので、ヘモグロビンA1cの測定結果も併用します。
A1cはヘモグロビンの一種でブドウ糖とヘモグロビンが結合したものを指し、その割合が6%を超えると糖尿病が疑われます。一般的に赤血球の寿命は4か月とされており、体内を循環するうちに赤血球内のヘモグロビンがブドウ糖と結合するので1-2か月の血糖状態を反映するとされています。最近ではA1cを自己測定できる測定器も販売されていて、大体4000円ほどで病院へ行かずとも測定ができるようになりました。A1cの値から血糖量も換算できるようです。
(HbA1c-2)×30=だいたいの平均血糖値
実際に妊娠糖尿病の妊婦さんの話を紹介すると、
・コントロールさえしっかりすれば丈夫で健康な赤ちゃんを出産できる
・血糖値のコントロールが難しい場合は中絶もある
等病院の対応も様々なようです。
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/baby/1379942558/より