痛風の発症に関連する遺伝子が発見される!

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防衛医科大学校と久留米大学などの研究チームが行った、医師が確実に診断した痛風患者を対象としたゲノムワイドの解析によって、痛風の発症に関連する遺伝子が見いだされました。

Genome-wide association study of clinically-defined gout identifies

研究では、1次スクリーニングとして、945人の男性痛風患者と1213人の非痛風患者を対象に一塩基多型解析(SNPタイピング)を行い、痛風患者に多くみられる一塩基変異を有する遺伝子を選抜します。さらに、候補となった遺伝子に注目して、2次スクリーニングとして別の1048人の男性痛風患者と1334人の対照を比較します。

すると、ABCG2、SLC2A9、MYL2とCUX2の間の領域、GCKR、CNIH-2の計 5 か所で強い関連が見られたそうです。

(防衛医科大学校のプレスリリースより)

痛風は病型があり、個人差、つまり人によって治療法が異なることが分かっていますが、今回の結果は病型を見極め、処方するクスリや治療法の選択に重要な指針となることが期待できます。

ところで、痛風は尿酸値の上昇で発症するとても痛い病気ですね。CMで話題の明治 プロビオヨーグルトPA-3はプリン体を飼化する乳酸菌を含み尿酸値の上昇を抑制するということで人気です。




明治さんの明治HP『乳酸菌研究最前線』よりによると、PA-3株は『プリン体をプリン塩基にまで分解する(→比較菌体のデータなし)』、『0分と30分後を比べると培地からプリン体が減少”(→これには比較菌体のデータが開示されていない)』、『プリン体存在下では比較菌体に比べ1.5倍弱増殖が速い”(→かといってプリン体が減ったかについては言及されていない)』という3つのデータ(少なくともこのページ内では)から、人間の尿酸値上昇を抑制するとしています。もちろん開示できないデータもあるかと思いますが、少し少ないような気も。

とにかく、痛風は痛いです。私もPA-3飲んでます。

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