ブロッコリーをはじめとしたアブラナ科の野菜が抗酸化や認知症予防にいいらしい

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ブロッコリーが注目されているけれど

アブラナ科の野菜といえばカイワレ大根、カブ、カリフラワー、小松菜、キャベツ、大根、ハクサイそして今回話題にしたブロッコリーと結構身近な野菜ですが、中でもブロッコリーが注目されているのは葉っぱではなく栄養を豊富に含んだ芽のや蕾の部分を食べるからでしょうか。

ブロッコリー

アメリカでは『健康の象徴』とされる反面、ホウレンソウと並んで子供のときに無理やり食べさせられた記憶を髣髴させる野菜とされており、ある大統領は嫌いであることを公言したところ反対派に大量に送りつけられたなんてエピソードもあります。

また、食物繊維が豊富なことで腸で菌が活発に分解に当たるため、バクテリアの活動の証拠であるガス(つまりオナラ)が出やすい野菜でもあります。

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ブロッコリーは栄養満点です

この野菜ががんや糖尿病、高血圧、肥満、脳の活性化に効果があるというから『野菜の王様』としてもてはやされているのでしょう。

ブロッコリーにはがん予防効果があるとされる「スルフォラファン」や抗酸化性のあるビタミンA・C・Eを豊富に含み免疫力をアップさせます。また食物繊維も豊富です。

妊婦さんは胎児の健康のために『葉酸』の摂取が重要とされていますが、非常に豊富に含むため積極的に食べることを勧められます。葉酸は神経の発達に欠かせない物質なので、脳の活性化に良いということから認知症予防にも良いとも言われています。

野菜の王様!ブロッコリーは何がすごいのか

あまり聞かないけれどスルフォラファンってなに?

スルフォラファンは1992年にアメリカのタラレーという癌研究者によって発見されたファイトケミカルで、体内の発がん性物質を解毒する解毒酵素の生成を活性化する働きがあります。

ファイトケミカルという言葉も聴きなれないものですが、天然に存在する植物に含まれる『人間の活動に直接必要がないけれども健康に良い影響を与えるかもしれない物質』と定義されています。ファイトケミカルの多くはリコピン、カロテン、アントシアニンなど果物や野菜の色素や辛味成分であり、緑黄色野菜が健康にいいとされるひとつの理由であるとされています。

このようにビタミン剤などのサプリメントだけでは賄えない、まだまだ発見されていない天然物質があるのでしょう。昔から食べているものが良いとされる代表的な例ではないでしょうか。

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