「カロリーゼロはかえって太る」ハーバード大の最新研究によって実証された「糖・酒・肥満」の新常識
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医師であり、アメリカ・ハーバード大学で食事や遺伝子と病気にまつわる基礎研究を行ってきた大西睦子さんによれば、「糖質ゼロや糖質オフのビールやダイエットコーラ太る」ようです。
いろいろと説はありますが、最近の見解では腸内細菌の構成(腸内フローラ)を変化させてしまうことが有力視されています。腸内フローラが変化することで太りやすい体になることはどうやらはっきりしており、肥満体の人から採取した糞便をやせ形の人に移植したところ、急激に肥ったことが確認されています。
恐怖のデブ菌、デブは感染する!?
糞便移植後の迅速かつ予期しない体重増加
やせ型の人の腸内フローラを解析した結果、共通して見つかるのがクリステンセネラセエとバクテロイデスだったそうです。クリステンセネラセエやバクロイデスは腸内の栄養素を取り込み短鎖脂肪酸を代謝します。短鎖脂肪酸は肥満を防ぎ、脂肪を燃焼させる働きをするため、これらの菌が多いほど痩せやすい体になるといえるわけです。
また、テキサス大学、ヘルスサイエンスセンター・チームは、749人の65歳以上の成人を、10年間、3度のミーティングを行って10年間にわたる長期調査をした結果、人工甘味料の入ったダイエット炭酸飲料と、腹回りの肥満などに明確な相関関係が診られたと「the Journal of the American Geriatrics Society」誌で発表している。詳細は、毎日飲む人はそうでない人の4倍腹周りが増加し、ダイエット炭酸飲料飲まない人は約2センチ、ときたま飲む人は約4.6センチ、毎日飲む人は約8センチの増加だったそうです。
糖尿病などの疾患を抱えている方には人工甘味料の摂取が推奨されてきましたが、ダイエットにはちょっとよくないような知見が蓄積しつつあるようですね。