妊娠中に、体中が痒くなる妊娠皮膚掻痒症

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妊娠中にムズムズしたりチクチクと刺されるようなかゆみが突然全身に発症する場合があります。
これは症状妊娠性皮膚掻痒症(にんしんせいひふそうようしょう)といい、妊婦さんの全身状態は良好で、皮膚表面に発疹などは現れず特別な病変は特にありませんが、この症状に悩まされる妊婦さんはとても多くいるようです。

原因は?
妊娠による環境の変化や皮膚の乾燥が原因と考えられます。
妊婦さんはホルモンバランスが乱れ、特に女性ホルモンの分泌が増加する分、
相対的に男性ホルモンのバランスが低下し、肌が乾燥しやすい状態になります。

稀に、原因として特定の病気が潜んでいる場合もあり、注意が必要です。
しかし、このような病気は、慢性腎不全、肝疾患、糖尿病、悪性リンパ腫、精神神経疾患などであり、
妊婦検診で発覚するものなため「痒い=病気」と心配する必要はありません。
また、遺伝的要因が関係する場合もあるようですがこれも心配する必要はありません。




痒みの始まりの時期

妊娠性皮膚掻痒症は、妊娠6カ月頃から悩まされる場合が多いようですが、
この症状の始まりの時期は人によって違い、前触れもなく突然発症することもあります。
産んだら嘘のように治るもので、出産までの我慢ですが毎日痒くてつらいのはどうしたらよいでしょうか。

対処方法
妊娠中にこの皮膚掻痒症になってしまった妊婦さんは、患部を氷で冷やしたり、
ヨモギのローションなどを利用して対処法を探しているようです。

1500円ほどです


なるべく掻かない
妊娠性皮膚掻痒症はとても辛い症状ですが、出産を終えると症状はパタッと無くなる人が多いです。
掻き毟ることで皮膚が傷つきそこから感染症にかかってしまうこともあります。
産婦人科や皮膚科では、妊娠中でも使用できるお薬を処方してくれます。
とにかく乾燥の激しくなる冬には症状が悪化しがちなので、室内を加湿した上で、保湿ケアを十分にするよう心がけましょう。

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