【東京電力】 東電と元役員ら32人不起訴 福島第1原発の汚染水の海洋流出、福島地検「海に流出した可能性は否定できないが立証困難」

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あれ?海から事故以前の放射線量より高い数値は確認されていないんだっけ?


★東電と元役員ら不起訴 汚染水漏れ、地検「立証困難」

 東京電力福島第1原発の汚染水を海に流出させたとして、「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律(公害罪法)」違反の容疑で告発、書類送検された法人としての東電と新旧役員32人について、福島地検は29日、

「汚染水が海に流出した証拠はなく、危険が生じたと立証するのは困難」
として不起訴処分とした。

 告発は

〈1〉第1原発のタンクに保管していた汚染水の漏えい対策を怠り、タンク内の汚染水約300トンを海に流出させた
〈2〉原子炉建屋を囲む遮水壁の設置を先送りにし、建屋の汚染水を1日当たり300~400トン海に流出させた
―としている。

 地検はタンクからの漏えいについて、漏えい対策で権限があった広瀬直己社長ら4人と東電、遮水壁については
設置の権限があった勝俣恒久元会長や広瀬社長ら6人と東電をそれぞれ嫌疑不十分とし、残る役員は嫌疑なしとした。

 地検はタンクからの漏えいについて「汚染水の一部が排水路経由で海に流出した可能性は否定できないが、流出を裏付ける証拠はない」、遮水壁に関しては「流出防止は海側遮水壁の設置で十分。放射線量が高いなど凍土遮水壁の設置工事には(当時)技術的問題があった」とした。

 福島原発告訴団のメンバーらが2013(平成25)年9月に県警に告発し、県警は昨年10月に書類送検していた。

福島民友新聞 http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160330-061977.php


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