山梨のスーパーで見つけた台湾バナナ
以前、バナナを間食にと紹介してから私も実践しています。
スーパーで買える、フィリピンやエクアドル産のひと房100円から200円のバナナは、随分とコクを感じるおいしさがあるんですが、子供のころに食べた台湾バナナの味はいまだに忘れられません。
ちょっと小さめだけど、スルリと皮をむくことができて、ねっとりもっちりとした歯触りにさわやかな香り。
昔の記憶は美化されやすいといいますが、当時のフィリピン産のバナナとでは比べ物にならなかったんではないか、とは言い過ぎではないと思うんだけど。
当時は青いバナナがフィリピン産で黄色いバナナが台湾産なんて認識していたくらいフィリピンのバナナには良い印象がなかった。
近年では、高地栽培を取り入れているようで、じっくり栽培しながら熟成させるという台湾バナナと同じ栽培条件になるよう努力がなされているのでおいしくなったとか。
台湾バナナ、本当に見かけなくなりました。高島屋や伊勢丹までは足を延ばしてみたもののみつからない、一体どこへ行けば買えるんだろう。ネット通販では買えるようですが、そうまでしないと買えないんだなと思っていたところ・・・
山中湖へ行く途中で子供がトイレに行きたくなり、急遽飛び込んだのが
「スーパー公正屋 都留店」という地元のスーパーマーケット。
場所はここ
子供が用を足している間、おやつを買おうかと店内を散策していたところ、
あれ?何だか小さいバナナがあるぞ。
箱には「阿里山」の文字だ、なんと、台湾バナナではありませんか!!
さっそく買って車の中で食べた。その時はちょっと若い感じがして、
「あれー、やっぱり昔の記憶は美化されるんだね・・・」とがっかりしたんですが、
「ん、でも後味が妙に懐かしい」と、徐々にあの味がよみがえってくる気がしました。
そして、今日の朝。
少し熟成が進み皮も完全に黄色くなったので食べたところ、
「ああ、やっぱりあの味だ!!」とうれしくて泣きたくなった。
その余韻も冷めないうちにと、この記事を書いています。
ありがとう、スーパー公正屋。