鈴木健児さん(バス運転手)が泣き止まない赤ちゃんに焦るお母さんへ掛けた言葉。

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バスで泣きやまない乳児 運転手の言葉、ネットで拡散(朝日新聞)

yahooのトップニュースにあったこの記事。心無い内容だったら嫌だなと恐る恐る開いたら、なんとも心温まる話に感動したので記事にした。

横浜市営バスに乗車中のお母さんが足をバタバタさせて泣き止まない乳児に、乳児への心配や周りの目を気にしてか焦ってあやしていたところへ、バス運転手歴20年の鈴木さんが掛けた内容が素晴らしい。

『お母さん、大丈夫ですよ。赤ちゃんですから気になさらないでください。きっと眠いか、おなかすいているか、おむつが気持ち悪いか、暑いかといったところでしょうか』

子育ての経験があるのでしょうね、何とも優しく的を得た言葉です。うちの子も泣いている理由は眠い、空腹、おむつ、暑い、+窮屈(←チャイルドシート)に行き着きます。そのため、ぐずっているときはこの5つを手掛かりにあやすと何とか落ち着くものです。

迷惑をかけないよう何とかしたい、というお母さんの焦りをひしひしと感じた。今後バスや電車を使うのをためらうんじゃないかと心配になって

一部マナーに問題のあるお母さんがいることは事実のようですが、たいていのお母さんは周りに気を使いながら行動していると思います。嫌な顔をされないかとか、怒鳴られないかとか。ただでさえビクビクしているところに泣き止まない子供の大声はさぞ困っていたことでしょう。運転手さんの書けた言葉は本当に救いとなったことでしょう。

わたしは車での移動が多いのであまりバスや電車は利用しないのですが、一時期ニュースで話題となった電車でのベビーカー問題はとても関心がありました。ニュースで盛んに報道されていた時はまだ子供が誕生しておらず、「電車内では畳んでほしいな」というのが率直な思いだったのですが、広げるためのスペースを確保するのに躊躇する。また、最近のベビーカーはよくできているので広げたり畳んだりは比較的簡単なのですが、そもそも赤ちゃんを抱いての作業は揺れる電車内では危険です。

生後3か月も経てば赤ちゃんも5kgの米袋ほどになり、眠っているならまだしもバタバタしたりぐずったりしている赤ちゃんを抱き続けるのは正直しんどいです。そんなときに『子供を置ける用意ができた場所』としてのベビーカーは非常に頼もしいです。

日本の公共の場所と海外の公共の場所を比較できるほど海外の経験がある私ではないのですが、狭いと感じる通路はカルディなどお母さんが行きそうなお店でも多々あります。全部のカルディがそうであれとは思いません。行動を分析して『行動を同じくするエリア』は一体として考えた店作りをしてもいいのではないでしょうか。

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